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藤原医師のブログ

2014年06月01日
■「光殺菌治療(PDT)」を導入しました。

大分市の歯科、藤原歯科です。


光殺菌治療(PDT)とは? ※保険適応外の自費診療です。


→ 感染部分に光感受性物質を注入し、
光を照射することで殺菌する安全な治療法です。
主に、歯周病の急性期の腫れや痛みに効果があります。


◎医科では早期がんの治療法として

医科では1990年ごろから光やレーザーを用いて肺、食道、胃、子宮頸部などの早期がんに対して治療行う
光力学療法(PDT=Photo-Dynamic Therapy)という治療法があります。


◎歯科では殺菌治療法として

歯科では数年前から欧米を中心に、抗生物質を使わない体に優しい安全な治療法として
光殺菌治療が急速に普及しています。
光感受性ジェルを細菌に浸透させて光で殺菌する画期的な治療法です。


光殺菌治療の特徴


◎耐性菌をつくらない


抗生物質による治療とは異なり、光殺菌治療は耐性菌をつくりません。


◎耐性菌にも効く


光感受性ジェルはあらゆる細菌の細胞壁や細胞膜に浸透します。
そのため、光殺菌治療ではすでに耐性化した細菌も殺菌可能です。


◎痛み、副作用がない


光殺菌治療は患部に光感受性ジェルを注入し、LED照射を行うだけで治療中に痛みを伴いません。
また、副作用もありませんので繰り返し治療に利用できます。

 
どのように効くのか?


光感受性ジェルが細菌の細胞壁や細胞膜に特異的に浸透します。
特定の波長の光が照射されると、 光感受性ジェルがエネルギーを受け取り
「活性酸素」を大量に発生します。
「活性酸素」が細菌の細胞壁や細胞膜を破壊し、高い殺菌効果を発揮します。


光線力学療法、治療の流れ(治療法)


1,歯周ポケット内部にバイオジェル(光活性剤)を入れる
pdt01.jpg


治療を行なうポケット内に薬剤(バイオジェル)を注入します。
バイオジェルは「光感受性物質」と呼ばれ、
光を吸着することによって化学反応が起こり、
活性酸素を発生させる効果を持ちます。
簡単にいいますと、バイオジェルは歯周病細菌と結合を起こすのです。


2,歯周ポケット内部に光エネルギーを照射する
pdt02.jpg

次に、光エネルギーを照射して、バイオジェルと結合した歯周病細菌を破壊します。
なお、バイオジェルは、人間の身体の細胞には結合しませんので安全です。
光エネルギーも関しても、光が照射される範囲は1~2ミリに限定されいるので、
有効範囲は限定的となっています。


PDT光線力学療法の特徴


◎(歯石除去などの)通常の歯周病治療と併用すると効果的である


歯周病の治療と併用して行なうことでさらに効果を発揮します。
PDT治療以前に、歯周ポケット内部の感染物質を、超音波スケーラーなどでクリーニングしてから
行なったほうがより効果的です。


◎再発しやすい歯周病には有効


歯周病は歯周病細菌よる感染症ですので、もともと歯周病細菌が多い方は再発率が高くなる病気です。
一定期間をおいて、また歯周病の兆候が見えた時、再度治療を行なうことが可能です。


◎定期検査で使用すると効果的


PDT治療を行なうことによって、一定期間内は、歯周病細菌の再発を抑えられます。
つまり、定期検査時に歯周ポケットの再発した部位のみ再度治療することによって、
維持安定を得られます。


ほとんどの場合、1回~3回の処置で改善します。
良くなっても、予防の為に定期的なの受診をおすすめします。
※治療回数には個人差があります。


主に、歯周病の急性期の腫れや痛みに効果があります。
その他の適用症として、

・歯周病のメンテナンス
・インプラントのメンテナンス
・根管治療
・口内炎
・智歯周囲炎などがあります。


※保険適応外の自費診療です。


禁忌症として、無カタラーゼ症の方 、光感受性のある方は、
この治療は受けられません。

投稿時間 : 19:30  投稿者 : 藤原歯科医院