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藤原歯科医師のブログ

2010年12月15日
■口腔細菌が99%以上死滅 過酸化水素の生成物質で効果

大分市の歯科、藤原歯科です。

http://www.kahoku.co.jp/news/2010/12/20101207t15015.htm


口腔細菌が99%以上死滅 過酸化水素の生成物質で効果


 東北大大学院歯学研究科の菅野太郎助教らの研究グループは、
過酸化水素にレーザーを照射し生成させた「フリーラジカル」と呼ばれる物質で、
歯周病など口腔(こうくう)感染症の原因細菌の99.99%以上を
3分以内に死滅させられることを確認した。
2011年度以降の臨床研究に向け、
精密機器製造のリコー光学(花巻市)などと進める新治療器開発に弾みがつきそうだ。

 研究グループによると、
過酸化水素とレーザー光で生成したフリーラジカルの殺菌効果を
定量的に把握できた例はないという。
不安定な電子を持つフリーラジカルは、ほかの物質から電子を奪って酸化する力が強い。
 

実験は、歯周病や虫歯などの原因となる4種類の細菌を過酸化水素水とそれぞれ混ぜ、
レーザーを当てた。
虫歯の病原細菌については培養して作ったバイオフィルム(生物膜)への実験も行い、
病原細菌が形成する歯垢(しこう)への効果も試した。


 いずれも実際の治療時間として想定する3分以内に99.99%以上が死滅し、
一定量のフリーラジカル生成で十分に殺菌できた。
 現在の治療は歯垢などを器具ではぎ取るのが一般的で、深い部位には器具が届かなかった。
実験で使った過酸化水素水は通常の消毒液レベルの濃度で、
新技術を使えば安全かつ有効に治療できる可能性が高まった。
 実用化を目指す新治療器は、過酸化水素ベースの薬剤を噴霧するとともに、
副作用が小さい可視光のレーザーを照射し、フリーラジカルを局所的に発生させる。
東北大などの共同研究体が09年度から経済産業省の委託事業を活用し試作中。
10年度中にも米国で動物実験を始め、治療効果などを確認し、
11年度にも臨床研究に移りたい考えだ。


 菅野助教は「薬剤が効きにくいバイオフィルムを殺菌できる意義は大きく、
予防医療での応用可能性もある。東北発の新しい治療器の実用化につなげたい」と話す。


 試験結果は米国の代表的薬学専門誌「アンチマイクロバイアル・エージェンツ・アンド・ケモセラピー」
12月号に掲載された。

2010年12月07日火曜日

投稿時間 : 23:22  投稿者 : 藤原歯科医院